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執筆者の写真前田智宏

首切りは、人事部長の力量がわかる

えーっと、刺激的なタイトルですねー。^^;

いや、社員の首を斬ることほど嫌な仕事はありません。

しかし、ヤらねばならぬときもあるのです。

さて、クビ切りプログラムが発動したら、考えることがてんこ盛りです。

法的に会社の瑕疵はないか

どのようなシナリオで進めるのか

いつ始めるのか

関係者への手回しは良いか

面談場所は何処にするか

目標はいつまでにするか

譲れるオプションは何を用意するか

私も会社員時代、必要に迫られて何度も実施しましたが、頭がフル回転していました。

対象となる社員との面談、その記録、次のアクションまで気が休まることはありませんでした。

1つでもミスれば訴訟にも繋がりかねないし、タイミングを間違えれば、間違った入れ知恵をする部外者も出てきます。

解雇は、人事部長が知識と経験、カウンセリング技法までフル動員して計画と実行をする案件です。

これぞ人事部長の腕の見せどころ。

(醍醐味ではありません。楽しくはないから。完遂しても誰も褒めてくれませんし。)

できれば「良い人」でいたいのが人情ですが、人事で「良い人」でいるためには、「出来ない社員」 になるしかありません。笑

会社の人事を預かる者として、万が一の退職プログラム発動に備えて、しっかり勉強しておくことが大切です。

首切りができない人事部長は、退場してよろしい。

最近、“退場してよろしい” のパターンが増えてきましたね。^^;;




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