この議論はとても大切で、しかし何十年もの解決できていない課題です。
理想やあるべき姿、採用ポリシーを作るのはわりと簡単なのです。
しかし
「求める人材」
は言えても
「当社に合う人材」
となると、極端に難易度が上がります。
なぜなら人は化学反応して変化していくからです。
働く仲間、会社の評価軸、環境、会うお客様、仕事内容・・・
入社後は、無数に変化の材料が散りばめられているのです。
その中で、新しく採用した社員が何を感じ、個人の価値観や感じ方で消化して自らを変化させていくのか。
人の性質を100%は把握できない
加えられる刺激の質と量 & その感じ方も分からない
化学的に表現するなら、「○○属」としか分からない物質に、よく分からない物質を加えて、知らない触媒にもいつの間にか触れたりして、どう変化していくかわからない化合物のようなものです。
結果的に、「当社にあう人材」 になっていけばラッキー。
残念ながら、その程度の不確定的なものです。
ただ、採用すべきでない人材は比較的容易にわかります。
育っていない社員を10名程度集め、特性分析(使い慣れた安価なもので構いません)をしてみると、わりと傾向が読み取れることが多いのです。
そのタイプを採用しないことに決めれば、極端な不適合は避けられます。
もちろんその人物が悪いのではありません。
あなたの会社の環境では、うまく育たないというだけです。
熱帯雨林の植物の種を、乾燥した寒冷地に蒔くようなものと言えば、イメージが湧きやすいかも知れませんね。
可能なことは、
あなたの会社では育ちにくい人材を採用しないことだけです。(育成はまた別の機会にお話します)
とは言うものの、経営者から人事課へのオーダーが変わることは無いでしょう。
ならば、基本的な能力の高い人材を採用し、どう教育して目標とする姿に近づけていくかに焦点が当たりますね。
採用と教育は一体です。
入社後に始まる教育の効果が現れやすい人物を採用し上手に育てていかなければなりません。
人がいない時代は、少数の種を選びぬき、大切に育てていきましょう。
結果は、あなたの会社の環境が握っています。
チームグリーン 前田智宏
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