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執筆者の写真前田智宏

問題社員の扱い方 ③

「あれこれ手を尽くしたが、どうにもならない」


そうですか・・・


残念ですが仕方がありません。

クビにしましょう。

ただし、法的な問題が起きないように慎重にしてくださいね。


さて、さぞかし苦渋の決断だったことでしょう。


ただ、決断したのなら

スピーディーかつ揺らがずに!

です。


絶対に避けなければならないことは、途中で企業側が怯んで方針がぐらついたり、いろんな人の意見によって対応を変えたりしてしまうこと。


例えば、一旦は退職させる方針を固めて人事課が動いているのに、対象となる社員と仲の良い役員が本人と直接やり取りした挙げ句、

「ちょっと可哀相だから、なんとかならんのか。」

などとやってしまうと最悪です。


「役員と仲が良いと、助けてもらえる」

「人事課が言っても、役員に言えば決定をひっくり返してもらえる」

「会社の方針なんて、誰かに言えばすぐ変わる」


こんな会社、社員は信用しませんよね。

そう、会社が途中で手を緩めたり方針が揺らぐと、会社全体がおかしくなります。


人間ですから、「情」はあります。

しかし、それは辞めさせる決定をするまでの段階。

決定をしたら粛々と手続きをすすめるだけです。


「給与が安くて気の毒だから、社会保険料を安くしてやろう。」


なんてことは無いですよね?

同じことです。


誰かを辞めさせる決定をしたということは、人事課にたいへんな仕事を

「覚悟」

をさせたということです。


誰にも楽しいと思えない仕事です。

しかし、会社と本人のためには乗り越えなければならない仕事です。


覚悟を決めたら、揺るがずに完遂させましょう。




株式会社チームグリーン 前田智宏


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