「あれこれ手を尽くしたが、どうにもならない」
そうですか・・・
残念ですが仕方がありません。
クビにしましょう。
ただし、法的な問題が起きないように慎重にしてくださいね。
さて、さぞかし苦渋の決断だったことでしょう。
ただ、決断したのなら
スピーディーかつ揺らがずに!
です。
絶対に避けなければならないことは、途中で企業側が怯んで方針がぐらついたり、いろんな人の意見によって対応を変えたりしてしまうこと。
例えば、一旦は退職させる方針を固めて人事課が動いているのに、対象となる社員と仲の良い役員が本人と直接やり取りした挙げ句、
「ちょっと可哀相だから、なんとかならんのか。」
などとやってしまうと最悪です。
「役員と仲が良いと、助けてもらえる」
「人事課が言っても、役員に言えば決定をひっくり返してもらえる」
「会社の方針なんて、誰かに言えばすぐ変わる」
こんな会社、社員は信用しませんよね。
そう、会社が途中で手を緩めたり方針が揺らぐと、会社全体がおかしくなります。
人間ですから、「情」はあります。
しかし、それは辞めさせる決定をするまでの段階。
決定をしたら粛々と手続きをすすめるだけです。
「給与が安くて気の毒だから、社会保険料を安くしてやろう。」
なんてことは無いですよね?
同じことです。
誰かを辞めさせる決定をしたということは、人事課にたいへんな仕事を
「覚悟」
をさせたということです。
誰にも楽しいと思えない仕事です。
しかし、会社と本人のためには乗り越えなければならない仕事です。
覚悟を決めたら、揺るがずに完遂させましょう。
株式会社チームグリーン 前田智宏
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